「心霊スポット」(ナレーション原稿)


淡々と

とある県境にあるNトンネル。新しく国道が整備されたため、現在は通行する者も殆どいないという。しかし、ネット上ではこのトンネルが廃れた理由が国道整備ではないと言われている。曰く、入ったら戻れない、とのことだ。外から写真を撮ってみても内部は真っ黒で一切映らず、中から赤子の泣き声がするとの報告も上がっている。ひとつだけ確かなルールは、一度入ったら引き返してはいけない。さて、一行は無事にトンネルを通過できるだろうか。

狙い

トンネルの紹介→実は怪奇現象が→いざ行かん という三段構成。淡々と読み進める中、聴衆を飽きさせないようにどこに変化をつけるかがポイント


キャラナレ風

一見、豪華なホテルに見えるが、実はこのホテル、404号室だけはちょっといわく付き。なんでも夜中の2時になるとドアをノックする音が聞こえるんだって。ひゃあ怖い。恐る恐るドアを開けてももちろんそこには誰もいない。いたらいたで怖いけど。でもノックを無視しちゃうと翌朝大変なことになるんだって。おっと、これ以上は自分の口からはなんとも。今回この部屋に泊まることになるのはダニーとレン。大丈夫か?

狙い

情報を伝える部分と感情を伝える部分を上手く利用して欲しい。「これ以上は自分の口からは〜」という部分は聴衆の期待値と「引き」の役割になるので、導入としての台本であることを理解した上で臨んで欲しい。


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