「綺麗事」(主人公)

 

(場面設定)

主人公が綺麗事を吐いている。


主人公×いずれ悪役

A「どうして、一緒に行こうよ」
B「行かねえよ」
A「なんで」
B「行ってどうする」
A「行って王様に伝えるんだよ」
B「田舎の平民がいきなり行って謁見できると思うのか?」
A「でもこのままだと王国だって危ないし」
B「このままならな」
A「たぶん王都なら腕の良い魔術師の人だっているだろうし」
B「それで頼むのか? 『右腕に宿った悪魔を切り離してください』って」
A「だってこのままだと君死んじゃうんだよ」
B「そうだな」
A「死んじゃっていいの」
B「嫌だな」
A「だから行こうよ」
B「行かねえよ」
A「どうして」
B「むざむざ殺されに行けってか」
A「どうしてそうなるの」
B「田舎の農民の息子が? ふざけて祠を壊して悪魔が取り憑いちゃいました? 悪魔は王国を恨んでます?」
A「だから危険なんじゃないか」
B「そうだな危険だな」
A「だから王都のすごい人たちに」
B「はい斬り殺すねで終わりだよ」
A「そんなこと」
B「宿主ごと殺してそれが一番早いだろ」
A「王さまが国民を見捨てるわけないさ」
B「じゃあどうして俺の妹は」
A「それは」
B「すまん、要らない話だったな」
A「どこ行くの」
B「俺は俺で悪魔をどうにかする」
A「村から出るの? そんなことしたら」
B「どうせもうバケモノだよ」
A「待って」
B「じゃあな、おまえは人間として村で過ごせ」
A「どうして」

狙い

主人公が親友と道を分かつシーン。主人公の今後の成長を示すため、今時点では「何も理解していない」という脚本上の制約がある。連呼される「どうして」をうまく演技に使用したい。

Bは自分に宿った悪魔についてどのような感情を抱いているか詰めたうえで悪魔に対して言及する台詞を大切に扱いたい。妹の復讐とかするんじゃないっすかね。もしくは死にたくなくて本当に悪魔をどうにかするか。

綺麗事を並べたところで、当事者であるBが一番状況はわかっているので、どこまでAの言葉を受け止めることができるかのボーダーラインも考えたい。加えて、どこでこのシーンを話しているのかという画作りも意識したい。思い出の丘とか。畑の横とか、妹の墓前とか。

やり方など

・AはBを助けたい

・AはBに取り憑いた悪魔がBの妹であると思っている。それをBに言い出せない状況にある

・Aは王国からの密使で悪魔を確保するために村に潜入していた

・Bは悪魔の力を復讐に使おうと思っている

・Bは悪魔の力により妹を復活させることができると考えている

・Bは故意に悪魔をその身に宿した

・Bが悪魔を宿すことになったのはAが原因である


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