A「ねえ、見て見て、外すごいよ」
B「外?」
A「雪。ほら、真っ白」
B「あー、どうりで寒いと思った」
A「開けるよ、窓」
B「ちょっと待って」
A「ふーっ、寒ぅい」
B「待ってって言ったでしょ」
A「あはは、ごめんごめん」
B「うわ、ホントだ白い」
A「ね、白いね」
B「うん」
A「えい」
B「うわ」
A「へへへ、冷たいでしょ」
B「ばか、なんでそんなに冷たいんだ」
A「ちょっとびっくりさせようと思って。冷やしてた」
B「冷やしてたって」
A「こう、窓の外にぶらーんと」
B「霜焼けしちゃうから入れときなさい」
A「じゃ」
B「じゃ、って」
A「ん」
B「はあ。じゃあ貸して」
A「へっへー。あったかいねえ」
B「そりゃあさっきまでベッドに入ってましたから」
A「お寝坊さんだ」
B「おかげであったかいでしょ、早起きさん」
A「どうも」
B「どうも」
A「早起きさんのお仕事は、あと3分後にホットサンドとコーヒーをお届けできます」
B「お寝坊さんは、じゃあキッチンまで早起きさんを運びます」
A「どうも」
B「どうも」
A「ふふふふ」
B「ふっふふ」
A「今日も一日いい天気ですね」
B「うん、いい天気ですね」
間やセリフでない(言葉で説明していない)ものを駆使して、恋人同士の空気感や朝のほわほわーっとした感じや、雪景色の空気感をうまく作りたい台本。二人の距離感や立ち位置、動作(手を温めたり)をしっかり意識したい。雪を「いい天気」と言っている点をうまく演技に落とし込みたい。性別不問で演じることはできる。
・AはBを起こすためにわざとやっている
・Aは部屋の換気をするために、窓を開ける時間を稼ぎたい
・Aはこのあとのコーヒーをおいしく飲むために、寒さを感じようとしている
・BはAが窓を開けたことをよく思っておらず、雪から興味を逸らしたい
・Bは毛布を引きずったまま亀のように移動している
・Bは今晩プロポーズをしようと思っている
・Bは今晩、別れ話を切り出そうと考えている