「妖怪さん」(おどろおどろ)

語り手・・・化け物。

聞き手・・・非化け物(人間)

 


三度峠(クレッシェンド式)

「おや、そんなに大きな荷物を担いで峠を越えなさるおつもりですか? 悪いことは言いません、おやめなさい。この峠にはよくないモノが出ます。山賊など怖くない、ですか? 随分と勇ましいお方だ。尚のことやめなさい。格好の餌食ですよ。足を止めませんか。はあ。やめろ、とワタシは三度申しましたよ?

狙い

「おやめなさい」→「やめなさい」→「やめろ」と三段活用(?)で変わるフレーズをうまく使いたい台本。語り手の妖怪が、旅人の身を案じているのか? 「三度忠告すれば(旅人を)喰ってよい」というルールの下いるのか、という演じ分けも楽しい。


張り子の鬼(デクレッシェンド式)

「ああ、うまい、うまい。人の子の肝を舌に転がすのはたまらぬのう。腹を割(さ)いて、まだ温(ぬく)いうちに、それ抓(つま)んで取り出すのが好(よ)いぞ。特に幼子の腹は、爪の先でなぞるだけで、簡単に割れるからの。ああ、赤子よ、そんなにおへそを出して。すやすやと涎(よだれ)が垂れておるわ。

狙い

五感にに訴えるタイプのおどろしさを肝とした台本。肝を喰らうまでの過程を遡って説明する形になるため、後半にいくにつれ内容がショボくなる構成。最後の涎は、自分の涎(食欲)と赤子の涎(生理反応)のダブルミーニング。


(イコール式)

「」

 

狙い


おまじないの実験台

「」

狙い


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